夜勤明けに急変・インシデント・習い事――40代ナースのとある一日

夜勤明けの朝、バタバタは突然やってくる。

急変とインシデント、重なる朝

朝食を配る直前、受け持ちではない患者さんの呼吸状態が悪化した。酸素を準備して、モニターをつけて、病棟がざわつく。私は自分の担当患者の食事介助と配薬を続けながら、外回りをこなす。

そのとき気づいた。

さっき飲ませた薬の日付が、昨日のものだった。

……あ。

飲ませたあとに気づくのが、一番こわい。すぐにヒヤリハットとして報告した。患者さんへの影響はなかったけれど、しばらく胸がざわざわしていた。


急変対応とインシデント報告が重なり、帰宅はいつもより1時間遅くなった。

夜勤明けの1時間は、普通の1時間より重い。


30分仮眠で、習い事へ

帰宅してソファに倒れ込む。でも今日は午後から子どもの習い事がある。「お母さんに来てほしい」という子どもの希望で、夜勤明けでも付き添うと決めていた。

仮眠、30分。

それだけ取って、出かけた。

習い事は3時間。周りのお父さんお母さんと話しながら見守っていると、不思議と眠気は来なかった。子どもの顔を見ていると、なんとなく目が覚めるものだ。


夕食・送迎・23時、そしてようやく横になる

習い事が終わっても、まだ終わらない。夕食の準備、上の子の塾の送迎。

結局、横になれたのは23時だった。

いつもなら途中で目が覚める。でもその日は違った。次の日の朝7時まで、一度も起きることなく眠れた。

ここまで眠れないと、眠れるということの意味がわかる気がした。

目が覚めたら、腰が痛い。背中が痛い。足が上がらない。体のがたつきを、じわじわと実感する。

更年期なのか、疲労なのか、年齢なのか。たぶん全部だと思う。


それでも、行きたかった

小6の子どものスポーツの習い事。あと1年もない。

夜勤明けでも、30分しか眠れなくても、行きたかった。体がきつくても、そこにいたかった。

うまく言えないけれど、それだけのことだと思っている。


🩺 ナースメモ

夜勤明けの睡眠不足は判断力や注意力の低下につながる。今回のヒヤリハットも、疲弊した状態での業務が背景にあったかもしれない。報告・記録することが自分と患者さんを守ることにつながる。それがわかっていても、夜勤明けに全力で走り続けているお母さんナースはたくさんいる。そして、それでも子どもの隣に座ることを選んでいる。

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